某小学校の屋上防水工事が完了しました。
この学校は築15年ほどでしたが、既存の塩ビシートはめくれあがり、断熱材がむきだしになり長い間風雨にさらされていて既存防水層の劣化が著しかった為、既存防水層・断熱材全てを全撤去することになりました。
本来なら15年ほどでここまで劣化することはありませんが、推測するに施工当初の溶融着の甘さという施工不良と2018年の超大型台風等の影響で劣化が進行したと思います。また、コンクリート下地の状態が良く雨漏りがしていなかったので屋上を点検することがなくより劣化が進行したと思います。
ここまで劣化が進行すると既存防水層を残した被せ工法を選択することが出来なくなるので、被せ工法なら必要なかった既存防水層の撤去費用が発生してします。他にも既存防水層を全撤去する工法は被せ工法よりもデメリットが大きいので被せ工法を選択可能な時までに防水工事をすることをお勧めします。
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